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東京に行きました-1
1月28日 土曜
290128-01
新幹線の中でこれを読みました。
先日紹介した「住友銀行秘史」の中で紹介されていました。
著者は日本経済新聞社の元記者、編集委員で歳も私より2歳上と近いです。

若い人は「財テク」という言葉を知らないと思います。
1985年から1989年までの5年間のバブル時代に、財テクをしない経営者は馬鹿か、よっぽど金が無いかと言われました。
日経平均株価は1985年は1万円台でしたが、1989年には38,915円をつけました。
企業は本来の儲けである営業利益より、営業外収益を稼ぎ、経常利益を如何にあげるかの競争をしていました。
また不動産がどんどん値上がりしますので、銀行の与信は「土地本位制」といわれ、簿価と地価の差額の含み益を評価して融資をしていました。

個人も同様で、1987年のNTT株上場のときは、こぞって申込みをして抽選に当たることを期待したものでした。
ゴルフ場の会員権も値上がりの一方で、ゴルフなんかしたことがない人でも、購入していました。
転売目的です。
銀行が会員権を紹介して、購入費用を融資するというのも、一時流行っていました。

私が社長になった年が1984年で33歳でした。
材木屋は昔からある程度まとまった土地が必要です。
当社にも土地を売らないか、という話は山ほど来ました。
実際簿価で坪、数万円の土地に200万円近い値段がついたときもありました。
友人の同業者で、土地を売り、さらに別に土地を購入してビルを建設して倒産したのもいます。
いま彼がどうしているかは誰も知りません。

私は会社でも個人でも株は、取引先の会社の以外は購入したことがありません。
ゴルフの会員権も同様で、ときどきどちらのメンバーですか?と聞かれると笑ってごまかす事にしています。

今になってなんで財テクにをしなかったのだろうか?と考えます。
結論から云うと、ついていただけなのです。
社長になって直後は、まだ社長業に慣れるのが精一杯、29歳から4年間専務をしましたが、NO2とNO1はなって見ると全く違います。
本業以外に目を向けるゆとりが無かったのです。
お陰で、株にも土地にも手を出しませんでした。
ゴルフの会員権はどこどこの倶楽部のを何口買った、と云って自慢する友人はいましたが、私がゴルフにハマりだしたのは50歳過ぎてから、30代は年に数回どうしても断れないお付き合いだけでした。
当時はなぜプレーするだけの権利に、○百万円もいるのか理解が出来ませんでした。
今でもときどき取引先の決算書を見ていると、某ゴルフ倶楽部会員権○百万円と資産計上されている先があります。
その倶楽部はとっくの昔に倒産しているのですが。

本書にも出てくるのですが、1991年に逮捕された「尾上縫 事件」というのがありました。
彼女はピーク時には、プラス・マイナスで1000億円を超える資産があったそうです。
60歳過ぎた料亭の女将さんでこれだけあれば、仮に100歳まで生きたとしても、毎年25億円使えます。
毎月2億円使えますか?
まあ彼女はある意味 銀行の被害者だったのでしょう。
昔からいわれる言葉に「立って半畳、寝て一畳、天下取っても二合半」というのがあります。
やはり身の程を知って、身の丈にあった経営をすべきと考えます。

私自身は不器用だったのです。
解らないこと、理解が出来ない事に手を出そうとは思いませんでした。
やはり商売はひたいに汗をして、コツコツと儲けていくこと、しか無いと思っています。

*バブル 日本迷走の原点
著者  :永野健二
発行日 :2016年11月
発行所 :新潮社
定価  :1700円(税別)

290128-55
ところで先日の読売にこんな記事がありました。
4年前に102歳で亡くなった伯父貴がここのメンバーでした。
それも社団法人のメンバーで、要するにゴルフの好きなものどうしが集まって、お金を出し合ってコースを作った、という本来のものでした。
当然その会員権は売買の対象になりません。
本人が死んだ場合のみ、親族が一定のお金(1200万円)を出せば、一代限りでメンバーになれます。
従兄弟から、お前はどうだ?と打診されたのですが、固くご辞退いたしました。
ちなみに従兄弟は既にメンバーです。

それと、この倶楽部は以前は日曜日は、女性お断りだったそうです。
伯父貴に聞いた話では、日曜日は家族と離れ、友人同士で楽しむためだから、だそうです。
まあこの記事、伯父貴が読んだらなんというでしょうかね。


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(非公開コメント受付中)

No title
朝から感銘を受けました。会長に見習って私もコツコツ頑張ります!
Re: No title
> 朝から感銘を受けました。会長に見習って私もコツコツ頑張ります!

いつもありがとうございます。
バブルの時、旧本社跡地を売却しておれば10億円にはなったと思います。
でもそのお金は残って無いでしょうね。
その土地は今でも駐車場として僅かではありますが、営業外収益をもたらしてくれます。
人間何が幸いか解りませんね。
;野崎

No title
こちらこそありがとうございます。
会長のお話は、私の先代の想いととても重なります。引き継がなくては、と強く感じました。当社は営業外収益物件はございませんが(笑)
ただ、本社の土地をマンションに!と強く勧められた時期がありましたが、断わって正解だった、とあらためて痛感いたしました。
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野崎 和良

Author:野崎 和良
ウッディワールドのざき 取締役会長
生まれた所 : 岡山市下西川町(現 岡山市北区南中央町)
生まれた年 : 昭和26年

一番は趣味は読書。小学校のとき亡父が、山岡荘八の徳川家康全28巻を買っていたのを読み出しそれから歴史小説にはまり、山岡荘八、司馬遼太郎、山崎豊子などを読破。推理小説も好きで、内田康夫、横山秀夫などを読んでいる。変ったところでは、佐藤優などの思想書とか渡辺淳一も愛読している。
次は、旅行で国内は全ての都道府県を行き尽くした。海外では16歳でアメリカ本土に一ヶ月ホームスティしたのを皮切りに、ヨーロッパ、アメリカ、カナダ、ニュージィランド、オーストラリアはそれぞれ数回訪問した。又中国、韓国などの東アジア、タイ、ラオス、マレーシア、シンガポールなどの東南アジアは数十回訪問している。

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